2008年11月24日

振り返れば、日々恥ずかしいことが

 週初めの月曜日、祝日で、授業はありません。
 蔭山武人は、先週をふりかえりつつ、一週間の予定などを検討しています。 

 とりわけ最近感じることの一つは、自分自身のアウトプットが多すぎて(もともとネタが少ないけれど)インプットがあまりにも少ないこと。

 だんだん頭がカラッポになってきているのではないかという恐怖心です。
 
そこでこんな本を、懸命に読みます。読書です。
books.jpg 
授業のない日はこんな
「古典」を読んで
「口頭表現」の
ヒントを・・・
 



  最近、そんなインプットの少ない日常を恥ずかしく思ったこと二つ

 
一 全国の六ケ所でボランティアの方々などに「朗読」の指導をしていますが、
いまテキストに織田作之助の「蛍」を使用しています。

 前半四分の一ほどの所にこんな表現があります。

 「・・・・・夫は、日がな一旦・・・・」
 私はこれをうかつにも「・・・・日がな一日・・・」の誤植ではないかと断じてしまいました。

 ところが、ところが、・・・・『先生!「一旦」には「一日」という意味もあります!』と受講生のひとりから指摘される始末。

 
「旦(たん)」は、元旦の「旦」ですね。旦の文字は、おそらく地平線から昇る
太陽を示しているのではないでしょうか?・・・・・

 おっと、これも私の知識の欠如を露呈し、恥をさらしているのかも知れません。
    ごめんなさい。 


二 同じ「蛍」の、「・・・・・夫は、日がな一旦・・・・」の直前の段落に、当時「幕末」の伏見、寺田屋のあった船宿のあたりの行商人が、「おちりにあんぽんたんはどうどす?」と売っていた売り声が出てきます。

 おちり、は「京塵紙」とありますが、あんぽんたんは菓子の名との説明しかありません。
 『どんなお菓子なんでしょうねぇ』などとお茶を濁し、くわしく調べなかったのですが、これがいけません。

 次の回の教室で受講生から『先生!あんぽんたん、ありました!』『ほう、そうですか』などと、一瞬「しまった」と思いながら私はナマ返事です。

 辞典によれば、あんぽんたんのBの説明に、「安本丹、らくがんの一種、南京豆の殻のような形で、軽く口の中ですぐ溶ける。かさはあるが中身は少ないところからいう」とあります。

 もともと「愚か者」という意味ですから、ちょっと前に流行った「あたまがピーマン!」のノリでしょうね。
  

 いくつになっても勉強です。
謙虚でなくては・・・・

PB230064_edited.JPG←とはいえ・・机上はこんなに乱雑で・・・
 それにしても、このごろ話題になる、社会的に立場のある方々の「漢字の読み間違い」、なんとかしてほしいなぁ。たった一言で、そのほかの発言も信頼感ゼロ、信用度ゼロになってしまうような気がします。

  
 メディアビジネス学科だから、というわけではありませんが、とりわけ言葉には敏感でいたいものです。
自戒を込めて・・・・・・

posted by 蔭山 武人 at 15:42| 蔭山ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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