2009年01月11日

自分の軸を持つことが力になる@3年ゼミ

adra3.jpgadra2.jpg新年最初の3年ゼミでは、広告事務所を起業したMさんをゲストにお迎えしました。広告業界の概要やご自身の就職活動のときの経験談、また、「広告という仕事の本質」について、お話していただきました。「これからの厳しい就職戦線に役立つようなお話を」とお願いしていましたので、キャリア教育という側面からも、自己分析の重要性、とりわけ「自分の好きなこと・こだわり」を徹底的に見つめること、を強調されていました。

Mさんは就職活動を始めるとき、「自分は仕事を通じてひとを感動させたい」。こういう、強い志望動機があり、そこから関連する業種をしぼりこみ、実際にいくつかの企業を受験していったそうです。また、最初に就職した業界最大手の会社ですら、丁寧に社員教育をしてくれるわけではなかったそうです。というのも、多くの仕事は「暗黙知」の領域に属するため、言葉で教えられる部分は肝心な部分ではないため、自ら率先して動き、必死で仕事のノウハウを見よう見まねで身につけていくしかない、という新人時代の経験もわかりやすく語ってくださいました。

adra4.jpg「自分は何がやりたいのか」。これは、どんなに素晴らしい就活マニュアルを何冊読もうと、答えは自分で見つけるしかない。ここの軸がぶれなかったから、芸大出身ではない自分でも、独立後は独学で勉強を続け、美しいものを目の当たりにし、すごいと思う広告に数多く触れることで、自分で広告を作ることもできるようになったと、過去の仕事のポートフォリオを見せていただきました。クライアントの要望や問題解決方法を自分というフィルターを通すと、このようにコンセプトを一点にしぼりこんで、グラフィックとして「見える化」して、落とし込んでいく。それが社会とコミュニケートするという広告の仕事であり、アートと広告の違い、という具体例をいくつか示していただきました。過去の仕事がすべて自分のブランドになり、営業は特にしなくても、作品やクライアントとの関わり方が名刺がわりになるのだ、という広告業界の仕事の流れが学生にも、実感できたと思います。また、いまはいろんな書籍やソフトウェアが充実しており、勉強しようと思えば、いくらでも学べる時代。自分の夢のために、自ら動いた人間が、やはり力をつけるのだ、と経営者からの視点でも「求められる人材」のお話をしてくださいました。

adra5.jpgクリエイティブ系のエントリーシートの相談に来ていた学生にも、「う〜ん、なんかきれいにまとまってるなぁ」とズバリ。いや、ラッキーですよ、締め切りまでまだ時間がある段階で、プロに問題点を指摘してもらえたんだから。「こういう企業が応募者に求めているのは、ソフトウェアの技術の巧拙ではないよね。あなたがいちばん伝えたいこと、コミュニケーションしたいことが一目でわかること。逆に荒削りでいいから、そこをぱっと『見える化』するほうが、新鮮で目を惹くんじゃないかな」。さぁ、締め切りまで悩んで悩んで悩むのだ、I君!自分が伝えたいことは何なのか。これって、今回のお話のベースである、「自分の軸を持つこと」と共通するわけで。わたし自身も、自分の軸ってなんだろう、と問い直し、大変勉強になりました。3年ゼミ生のみなさん、今回の話を活かして、好きなこと、やりたいことの軸を固めて、その夢をつかむために必要なステップを考えていきましょう。
posted by 林 晶子 at 08:07| 林ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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