2009年01月15日

日本の伝統色と出会う

adoco1.jpg新年早々、素敵なプレゼントをいただきました。日本の伝統色20色入り水彩毛筆セット。放送局に勤務していた時には、日々違う話題を追いかけ、心に余裕がないからこそ、逆に何かをじっと見つめてみようと絵手紙を我流でやっていました。せっかく描くのだから、と無謀にもインタビューさせていただいた方にお礼状は絵手紙でお送りしていました。下手の横好き・・・なのですが、お話のポイントとなったものを描いたりしたせいか、さらにお礼状をいただいたり、交流が続いたりしたこともありました。仕事を辞めたとき、留学してイギリスの景色を描こう!と簡易セットは持っていったのですが、英語力の未熟な外国人留学生にそんな心の休まる時間は持てず、一度も筆を手に取る機会はありませんでしたが。


adoco7.jpgさて、今回いただいた日本の伝統色。桃色・茜色・薄橙色・黄土色・緑青色・空色・藍色・若草色・紺色・茶色・朱色。黄色・群青色・紫色・焦茶色・紅色・牡丹色・松葉色・銀鼠・墨色の20色。いや、色ももちろん美しいのですけど、この響きがなんともいえず雅で。多くは古代、たとえば源氏物語などの時代からあるものでしょうし、当時の日本人が四季折々に目の前に現れる自然がおりなす色の世界を言語化して生まれた言葉。人生で直接見聞きできることは限られているのですから、その繊細な色合いの美しさをどうにか他者に伝えようというコミュニケーションの発達によって、これらの言葉に形成され、同じ自然環境に生きる人が色のイメージを共有することができるようになったという産物ですから、日本語の語感をもっと大事にしていきたいな、と思うようになりました。

adra10.JPGadoco2.jpg群青色なんて、わたしは最近「ロイヤルブルー」なんて表現しちゃうような深い美しい青ですけれども、自文化が豊かに育んでくれたものに立ち戻り、自然界との接点から生まれた色の感覚にもうすこし目を向けていきたいですね。ということで、これもきっと新しい年、再び絵手紙を始めて、モノゴトを絵的にとらえてみなさい・・・ということなのだと思いますので、再び光と影の世界と向かい合ってみようと思います。(画像は友人からい ただいた、手描き賀状です。やっぱり手描きとか毛筆だとあたたかさが伝わりますね・・・)こうやって、自分の手や目を動かして、草木の香りや空の青さ、色の濃淡など自分の五感に訴える何かをじっと見つめていけば、ただそのままモノを映すだけではなく、自分らしい表現が見つかるかもしれません。また、身の回りの景色や静物を観察することによって、デジタル社会が切り取り、目の前に「事実」として突きつけられる映像とは違う、自分の好きなことや興味のあるものに対して、アンテナが研ぎ澄まされ、感覚が鋭敏になるかもしれません。と、わたしのように、新年ですから、興味がありながらいままでやらずに来たことを、えいやっと始めてみるのはいかがでしょうか?楽しい、続けられる、と思えばまっしぐらに進めばいいし、やらないであきらめるより、豊かな発想力が身につくかもしれませんよ。新年の抱負に、とりあえず一歩踏み出すことで実現可能なものをひとつ見つけて、いっそ始めてみませんか。

posted by 林 晶子 at 06:22| 林ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

映像で社会と対話する

後期には2年生向けの、映像制作の専門クラスを担当しています。ことしは10月末に、放送局のカメラマンにもクラスにお越しいただき、映像で伝えたいものに迫るためのカメラワークの要点をおしえていただきました。(興味のある方はこちらへhttp://centre.cocolog-nifty.com/media/2008/11/post-4a1d.html

ajim.jpgこのクラスでは、いままでの先輩達は「横川のまちおこし」や、「mixiを事例にしたオンラインコミュニティの光と影」、「宮島の鹿に見る、人間と動物の共存問題」など、社会で話題になっているテーマのうち、自分達の目で現地で直接話を聞き、直に映像におさめるためにさまざまな事例に深いレベルで触れることで問題の本質を理解し、「これって実は、マスコミが報じている切り口のようには、簡単に結論づけられないものなのではないか」と疑問に思ったことを違う視点から問題提起するかたちで作品を作ってきました。というのも、「これまでにカメラ操作や編集など学んできましたが、それらの映像文法というのは、映像という表現方法でチームで協力して、さまざまな情報をああでもない、こうでもない、と自分達の伝えたいただ一つの結論を伝えるため。英会話と同じく、発音が正しくても内容がなければ、相手の心を動かすことは出来ません。だから、2年間の総決算のつもりで作品を作ってください」と最初に言っているせいかもしれません。

今回もabso1-1.jpgやはりテーマを決めるまでがいちばん大変でしたが、結局みんなが投票で決めたテーマは「日本abso6.jpg学生支援機構の奨学金 返還滞納者急増問題の裏にあるもの」。昨年以降、世界を襲っている経済環境の悪化が奨学金の返済を難しくしている、というのはもちろんあるのですが、それ以前から滞納者は急増していました。その理由はなぜなのか。さまざまなデータを収集し、奨学金利用者にインタビューを行いました。また、支援機構が発表した、2010年より、3か月以上滞納した利用者を、信用情報機関である「全国銀行個人信用情報センター」に通報するというペナルティ措置についての意見を、現在返済している方やこれから返済する奨学金利用者たちにインタビューしていました。

abso5.jpgabso4.jpgインタビューを見る限り、この奨学金をそっくり学費に当てている、という学生も多く、制度そのものが大学進学を可能にしている現状がある以上、滞納額が莫大になり、奨学金制度が回らなくなるような状況になっては大変です。存続のために、インタビューから見えてきた問題点をまとめています。いろいろ調べたデータや協力していただいたインタビューのうち、どの要素を取捨選択し、どのように伝えれば、問題点への具体的な提言になるのか。視聴者の共感を得るために、映像ならではのインパクトを持たせる工夫など凝らしながら、あと2回の授業で編集を終わらせなければなりません。映像チェックをしているディレクターも編集者も、カメラマンもそれぞれのイメージを共有し、それぞれの持ち場で努力しています。これまでに培ってきたリサーチ力、メディア表現力、すべての経験をフル活用して、説得力のある作品になるよう、最後の頑張りを期待しています♪
posted by 林 晶子 at 07:00| 林ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

自分の軸を持つことが力になる@3年ゼミ

adra3.jpgadra2.jpg新年最初の3年ゼミでは、広告事務所を起業したMさんをゲストにお迎えしました。広告業界の概要やご自身の就職活動のときの経験談、また、「広告という仕事の本質」について、お話していただきました。「これからの厳しい就職戦線に役立つようなお話を」とお願いしていましたので、キャリア教育という側面からも、自己分析の重要性、とりわけ「自分の好きなこと・こだわり」を徹底的に見つめること、を強調されていました。

Mさんは就職活動を始めるとき、「自分は仕事を通じてひとを感動させたい」。こういう、強い志望動機があり、そこから関連する業種をしぼりこみ、実際にいくつかの企業を受験していったそうです。また、最初に就職した業界最大手の会社ですら、丁寧に社員教育をしてくれるわけではなかったそうです。というのも、多くの仕事は「暗黙知」の領域に属するため、言葉で教えられる部分は肝心な部分ではないため、自ら率先して動き、必死で仕事のノウハウを見よう見まねで身につけていくしかない、という新人時代の経験もわかりやすく語ってくださいました。

adra4.jpg「自分は何がやりたいのか」。これは、どんなに素晴らしい就活マニュアルを何冊読もうと、答えは自分で見つけるしかない。ここの軸がぶれなかったから、芸大出身ではない自分でも、独立後は独学で勉強を続け、美しいものを目の当たりにし、すごいと思う広告に数多く触れることで、自分で広告を作ることもできるようになったと、過去の仕事のポートフォリオを見せていただきました。クライアントの要望や問題解決方法を自分というフィルターを通すと、このようにコンセプトを一点にしぼりこんで、グラフィックとして「見える化」して、落とし込んでいく。それが社会とコミュニケートするという広告の仕事であり、アートと広告の違い、という具体例をいくつか示していただきました。過去の仕事がすべて自分のブランドになり、営業は特にしなくても、作品やクライアントとの関わり方が名刺がわりになるのだ、という広告業界の仕事の流れが学生にも、実感できたと思います。また、いまはいろんな書籍やソフトウェアが充実しており、勉強しようと思えば、いくらでも学べる時代。自分の夢のために、自ら動いた人間が、やはり力をつけるのだ、と経営者からの視点でも「求められる人材」のお話をしてくださいました。

adra5.jpgクリエイティブ系のエントリーシートの相談に来ていた学生にも、「う〜ん、なんかきれいにまとまってるなぁ」とズバリ。いや、ラッキーですよ、締め切りまでまだ時間がある段階で、プロに問題点を指摘してもらえたんだから。「こういう企業が応募者に求めているのは、ソフトウェアの技術の巧拙ではないよね。あなたがいちばん伝えたいこと、コミュニケーションしたいことが一目でわかること。逆に荒削りでいいから、そこをぱっと『見える化』するほうが、新鮮で目を惹くんじゃないかな」。さぁ、締め切りまで悩んで悩んで悩むのだ、I君!自分が伝えたいことは何なのか。これって、今回のお話のベースである、「自分の軸を持つこと」と共通するわけで。わたし自身も、自分の軸ってなんだろう、と問い直し、大変勉強になりました。3年ゼミ生のみなさん、今回の話を活かして、好きなこと、やりたいことの軸を固めて、その夢をつかむために必要なステップを考えていきましょう。
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2008年12月18日

最初の一歩@1年ゼミ

adn10.jpg先日、3年ゼミ生グループが「第4回NHK大学生ビデオゼミナール」にチャレンジしたことをお伝えしましたが、このたび、1年生入門ゼミグループも果敢にも作品を応募し、上映会で取材意図などを説明しました。タイトルは「つながりのきっかけをつくる」。本学の中高生の夢・笑顔実現プロジェクトのリーダー、西本君を中心に、不登校の中高生に、一歩外に出てみようよ、もう一度「集団生活」の楽しさを思い出してみようよ、とそのきっかけを提供しようと大学生ならではの発想で背中をおしている活動を取り上げています。カメラを使ってインタビューするのも、テーマを構成しながら作品を作るのも、初めての経験の5人組。応募8大学の中でも、1年生の応募はこのグループだけでした。ディレクターを務めた宇根川君に、取材、作品完成への一連のプロセスから何を学んだのか、聞いてみました。

advs3.jpg「今回の作品は、私たちが初めて作った作品です。『いのち』という難しいテーマだけに、何回もつまづきました。作品を作りながら多くのことを学べました。撮影、編集技術はもちろん、不登校についても深く知ることが出来ました。これから4年間、さまざまなことにチャレンジし、広い視野で作品を作りたいと思えました」。

難しいテーマであることは間違いないのですが、ひとは一人では生きていけない。周りにいて、じっと見つめてくれている人の存在を、もう一度思い出してみよう。そして、そのつながりの連鎖に感謝したら、孤独な苦しadvs2.jpgみを知っているあなたが、他の苦しんでいる人に手をさし伸ばしていこう。そんな西本君のアツい想いを伝えようと、悩み、もがいた末に出来上がった作品です。1年生だけに、まず「映像制作とは何か」というところから学び始め、完成させるまでのプロセスから多くを学んだようです。誰にでも最初はあるわけで、一流と言われるクリエイターだって最初は「出来ないことの多さ」に立ちすくんだことでしょう。それでも、試行錯誤の中から、自分らしくできることを一つ一つ着実に増やしていき、テレビ前にいるひとの心を打つ、共感を生む映像メッセージを表現する力をたくわえ、オリジナルな作品を作っていけるのだと思います。今回チャレンジした1年生たちは、このスタート時の達成感や懸命さを忘れず、次回作へとつなげていってくださいね。

advs1.jpg昨日ご紹介した他大学との「研究発表会」を含め、他大学と同じ土俵で努力した成果を発表することは、勇気もいることです。でも、他大学のよく出来ている発表を見ることで、「わかりやすく伝えるためには、こういう要素を盛り込むことが必要なんだな」と、同じ年の大学生の作品を見ると、自然と体で感じることが出来るのです。良いプレゼンテーション、内容の充実のためのプロセスを、教えられなくても自分で気がつくんです。これが、わたしがゼミ生に「他大学との交流」を積極的にすすめている理由です。ほかの1年生のみなさんも、来年の応募を目指して自分の興味あるテーマをあたため、そして映像制作力を身につけていってください。本学の応募した2作品は、12月25日(木)の深夜0時45分〜1時10分までNHK教育テレビで放映されますので、夜遅い時間ですが、よろしければご覧になってみてください。

それから、生明ゼミ主催のライブ「HUEDITION」が今日、18時からクラブクリームにて開催されます。詳しくは本人達の記事を再掲しますので、どうぞ足を運んでみてください。(わたしは会議中・・・おそらく)http://media.blog.hue.ac.jp/article/110617809.html
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2008年12月17日

メディア研究発表@3年ゼミ

anaraf10.jpg3年ゼミでは、それぞれが自分のテーマに沿って、関係者のインタビューや現場での関与観察などを行い、クラス内外で発表する形式で進行しています。前期末は、クラス内での発表でそれぞれ、ユニークなテーマについて、面白い視点から考察を深めていました。その中から、希望者(6名)はさらに、プレゼンテーション能力、質疑応答能力を鍛えるため、奈良女子大学と関西大学の学生さんと「メディア文化研究インターカレッジ2008」と題して、それぞれのリサーチ結果を発表しあうという場に参加しました。大阪到着初日は、「テーマパーク」について発表する学生は大阪はユニバーサルスタジオ・ジャパンのコアコンピテンスを利用したブランド戦略についaik3.jpgて、現場のプロの工夫をレクチャーしていただきました。「観光」という切り口で発表した、昨日の記事を書いてくれた馬越君は、京阪神エルマガジン社で活字メディアのプロならではのお話を、そして「スポーツとメディア」という部会での発表者は、オリックス・バファローズにお話を聞きに行って、質疑応答を含め、貴重な時間を過ごさせていただきました。奈良に移動した2日目は「フードテーマパーク、チャレンジャーブランドの挑戦」、「ユニクロについ行ってしまう理由」、「きんさいYOSAKOIが生み出すつながり」、「映画館ビジネスの移りかわり」。そして観光部会では「マーケティングに見る、もみじ饅頭の土産物イメージの変容」をそれぞれ発表しました。今回の参加者のうち、紅一点のSさんに参加してみてのレポートをお願いしました。

aik4.jpg私はメディア研究インターカレッジで、『市民参加型イベント広島フラワーフェスティバル〜きんさいYOSAKOIによる人と人とのつながり』について、発表しました。フラワーフェスティバルは広島の人にはおなじみですが、関西の方には知名度があまりないお祭りです。毎年ゴールデンウィークに開催され、広島平和記念公園、平和大通りをメイン会場として、今年で32回を迎え、動員数としてはのべ160万人を超える、全国でも3本の指に入る大型イベントです。ネーミングのフラワー(花)は平和の象徴でもあり、平和への願いを意味しているそうです。フラワーフェスティバルには原爆の悲劇から復興した平和都市にふさわしい祭りを作りたかった、といういきさつを知り、テーマパークのように人の集う空間としての意味合いを切り口に研究テーマに選びました。その中でも祭りのメインイベントのひとつが、2002年から行われている5月5日のきんさいYOSAKOIコンテストです。私もダンス部に所属しており、2年連続でそのコンテストに出場した経験から、特別な感情を持っています。この鳴子を鳴らしてグループで踊る、そのステージになぜひとは惹きつけられ、足を運ぶのか。ステージの仕掛け側、踊りを披露する表現者、そして一体となってその踊りを体感する観客の3者の関わりを調べていきました。

aik1.jpgこのフラワーフェスティバルには地元の中国新聞社と中国放送が主となってさまざまなイベントを仕掛けています。フラワーフェスティバル実施本部事務局長にまず、お話を伺い、祭りの趣旨や地域活性化のための市民の参加をうながす、そんな賑わいを作り出したいとの誕生のいきさつをうかがいました。また、新聞・放送局というメディア企業が主導しているため、自然と紹介記事やフラワークイーンのコンテスト結果などのニュース放送がPRとなり、結果として読者や視聴者に最大限のメディア接触でイベントをアピールすることが出来る、という利点があることがわかりました。YOSAKOIコンテストは知名度のアップとともに、年々参加団体が増anaraf9.jpganaraf4.jpgえています。自分の所属しているDANCE RAZZLEをはじめ、他の参加団体の方々や、ステージを楽しみに見に来てくださる、観客の方々にもインタビューをし、ダンスを踊る側の表現者はこれだけ多くの人の前で踊れることへの喜びや、最高のモノを表現するという目標に向かい、みんなの気持ちが1つになれることがモチベーションになると話してくれました。一方、観客の方々は幅広い人たちが踊っていてみんな楽しそう、元気がもらえる、など「一体感」や踊りの生み出す「躍動感」を楽しんでいるようでした。今回のリサーチをきっかけに、事務局がおかれている中国新聞とつながりができ、アルバイトをさせていただいたり、自分が参加していた「YOSAKOIイベント」の意味合いなどについて考えるきっかけを得ました。多くの人とも出会い、このテーマで研究をして本当によかったと思いました」。

anara5.jpg自分で興味のあるテーマだと、時間がかかろうが、結論が見えてくるのが楽しみになりますよね。それに関係者へのリサーチを重ねることで、知り合いのネットワークもどんどん広がるでしょうし。インカレでは奈良女子大学・関西大学の学生とも交流し、夜の奈良をロウソクのともしびで彩る、幻想的なライトアップ「なら灯花会」に連れて行っていただいて、奈良の街を歩きながらいろんな話もしたそうです。そのあたりも広島以外のエリアと比べて、自分の今後の課題や目標が見えてきた、いいチャンスとなったのではないでしょうか。後期のゼミ全体でも、お互いのプレゼンテーションについて、ツッコミを毎回入れていますけど、リサーチ能力と質問能力は両方、これからの社会で必要とされる技能です。これからもせっせと磨いていきましょう。
posted by 林 晶子 at 00:00| 林ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

映像制作班@3年ゼミ

adn30.jpg3年から本格的にゼミで専門の勉強がスタートするのですが、うちのゼミではメディアとビジネスの関係性や、メディアイベントとイメージ戦略などについて、自らの足で現地に赴き、自らの目で確かめ、関係者に話を聞いて、自分のテーマについてリサーチし、考察をまとめ、ゼミ内外で発表するということを課しています。後期にNHK広島放送局に映像作品を応募し、ディレクターとして全体をまとめた、3年ゼミの馬越君に、自らの後期の活動をふりかえってもらいました。(上映会の模様はこちらの記事を参照してください)http://centre.cocolog-nifty.com/media/2008/12/nhk-091b.html

adn11.jpg「みなさん、はじめまして。
3年生はみんな就職活動で忙しそうです。がんばらなくては。3年ゼミの馬越です。今回参加した、NHK大学生ビデオゼミナールというのは、1つのテーマについて5分間の番組について大学生が企画・制作し、最終的にNHKの枠で放送されるというものです。県内8大学、18グループ、総勢72名が応募したそうですが、これに僕を含めた5人のメンバーで参加しました。今年のテーマは「いのち」でした。ちなみに去年は「仕事」だったそうです。まずこのテーマで取材対象を決めるまでに、かなり時間がかかりました。構成表をNHKに提出できたのも締め切りぎりぎりでしたadn25.jpgし・・・。取材対象に決めたのは、グルジアからの短期留学生Nanaさん。前回の林先生の記事で映っている彼女です。グルジアといえば、今年の8月にロシアと紛争が起きたことで、ニュースに取り上げられ、現在も緊張状態が続いている国です。みなさんもこのニュースでその名を意識されたと思います。そんなグルジアから来た留学生を取材することで、何か「いのち」というテーマを身近に感じることができるのではないか、と思いました。

取材を始めて、まず立ちはだかったのが言葉の壁。グルジア語でも日本語でもなく、会話はすべて英語だったたadn23.jpgめ、スケジュールの調整にはじまり、思い違いがたびたび起きてしまいました。ヒロシマの歴史を伝えるなど、大事なシーンを撮る時だけは、こちらの真意を間違えて伝えては、と林先生や国際交流室の方に通訳していただきました。しかし、僕らがもっと英語を話すことが出来ていれば、もっと問題の焦点をしぼって、核心に迫れていたのではないかと思います。

いろいろと苦労はありましたが、Nanaさん自身が自ら体験した「紛争当事者」としての想いを、吐き出すように語ってくれ、番組として伝えるべきメッセージは込められたのではないか、と思います。ただ、映像として取り上げるにはグadn26.jpgルジアについての映像や情報が足りないため、もっと彼女について僕らも知るべきだっadn21.jpgた、という点は反省しています。100%納得がいく作品とはまだいえませんが、今回この企画に参加したメンバー(他ゼミからのみんなも、それぞれ得意分野を活かして作り上げました)はそれぞれに何か得るものがあったと思っています。僕たちのこの作品「記憶〜忘れられない出来事〜」と、林先生の1年入門ゼミ生が中心となって作った「つながりのきっかけをつくる」は12月25日(木)の深夜0時45分〜1時10分までNHK教育テレビで放映されますので、興味のあるひとはぜひ見てください。馬越でした」。

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2008年12月15日

異文化に触れてみて@1年ゼミ

ageo2.jpgageo0.jpg1年入門ゼミ生も、現在、広島の活性化をテーマにグループ発表にいそしんでいます。球技大会でも応援で活躍したり、和気藹々と盛り上がっています。
(http://centre.cocolog-nifty.com/media/2008/10/1-71f9.html)

さて、いろいろと1年のときに体験して、経験値を積んでほしいので、わたしがアドバイザーをしているグルジアからの留学生と、身振り手振り、そしてもちろん英語を交えてコミュニケーションをとってみる、という授業を一回取り入れました。自己紹介に始まり、グルジアという国の歴史、文化、食習慣などについて説明してもらいました。

ageo3.jpgいちばんびっくりしたのは、グルジアには独自の文字があること。ヨーロッパの人がよく、「漢字はアートだ!」とうっとりしてたりするんですけど、逆にこのグルジア文字も「アートだぁ」と見惚れてしまいました。しかも、これは表音文字なのだそうで、それを聞いて、入門ゼミ生のYuiちゃんが「わたしの名前、書いてみてください」と手を挙げました。いちばん下の3行目が、彼女の名前をグルジア文字で書いてくれたものです。
                               ageo4.jpg
また、ウォッカやワインをよく飲むお国柄だそうで、この角でつくった容器に、アルコールを入れて、友達と腕を交差させて、くぃっと一気飲みするのが、習慣なんですって。なんだか、メキシコのテキーラショットみたいですねぇ。ともあれ、国家の成り立ちの歴史や社会システムが違っても、お互いを知りたい!もっとわかりあいたい!という気持ちがあれば、いくらでもコミュニケーションは成り立つわけです。グルジアの彼女達との交流から、そんな異文化コミュニケーションの魅力を知るきっかけになれば、うれしい限りです。
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2008年12月13日

やるときゃやります4年ゼミ

abcde0.jpgこんにちは。土屋先生と並んで、学科の紅二点(?)、林です。わたしの担当するゼミは映像制作・CD制作・ラジオ制作・そして論文制作、とさまざまなジャンルに興味のある学生、それぞれの意気込みに対応してきたのですけれど。なぜか今年の4年ゼミは、全員「卒業論文」を選んでおります。とはいえ、メディアと社会の関係性を自らの足で情報収集し、その中の何を伝えるか、選択に選択を重ねて、10調べたことを1にして言葉やデータで表現する、という力は、映像制作力とも結びついているため、この学科で学ぶことすべてが、企画力や創造力養成へとつながっているといえるでしょう。

abcde4.jpgabcde7.jpgさて、その4年ゼミですが、就職活動中も休まず(たまたまセミナーなどと重ならなかったようです)、毎週ほとんどの学生が顔を合わせて、ディスカッションでプレゼンテーション力、論理的思考力をお互いに磨いてきました。そのせいかとても仲良しで、授業外でもしばしばお食事などでも顔を合わせています。昨年も広島の企業のフィールドワークをまとめて学生懸賞論文に挑戦した3人もいますので、そのメンバーは今年は東京の数社の企業とコンタクトを取って、ある業界のプロモーション戦略をカテゴリー分析し、消費者側のアンケートとその両者のギャップを浮き彫りにしようとデータ分析中。と思ったら、さきほどなんと結論まで入った初稿が添付メールで送られてきました。という具合で着々と卒論も進行中。周りも負けないように、と卒論と格闘中で、先月末にも「卒論締め切り直前激励会」も開催したばかりですが、次は卒論を提出してからにしましょうね!そして、11月には高校生と一緒にエコについて考える、というグループディスカッションもゼミで行いまして、360度マーケティングについて、若い感性から新しいマーケットへのヒントも得たようです。
abcde7.jpg
ゼミ生みんなからひとことずつコメントをもらっていますので、以下、ご紹介します♪
☆大学はいろいろ体験できる場所です。悔いのないように遊んでください!(ほづみん)
☆大学生活楽しいことがたくさんありました。卒業するのが残念です(かわちゃん)
☆はじめまして!くりりんです。よろしくお願いします。
☆大学生活やり残すことのないように、毎日を大切に!(ちゃっきー)
☆興動館「一緒に学ぼう!ディベートプロジェクト」活動など、大学生活はとても充実していました。ゼミメンバーもみんな仲良しで、大学に通うのが楽しみです(さぁや)
☆こんにちは!ゼミの幹事役をしてます。うちのゼミは男女仲良くやってます!!笑いのたえないゼミです!大学生活終わりたくないよ(>_<)(おかん)
☆ゼミのメンバーみんな仲良し☆いつもワイワイ楽しんどります(あやや)
☆わたしたちのゼミは一言で「にぎやか」。笑い合えることはよいことだ!(きみこ)
☆大学生活4年間、様々な出会いは貴重な経験になりました(あっきょ)

実はわたし自身、本日は出身大学の6年ぶりの同期会です。同期っていつまでたっても、仲良しで、グチが言い合えて、そしてどこかライバルで。いつまでもそんな関係でみんないられるといいですね。
posted by 林 晶子 at 00:00| 林ゼミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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